こんなことがありました。

栄養指導で「給食の初めて」を学ぶ!

 「今まで,最初の給食は1889年に山形県鶴岡市で出されたものだと言われていましたが,実は1806年に会津日新館で出された給食が日本初の給食だということです。」

 それまでの通説であった忠愛小学校で,お坊さん達が托鉢等で得た米等で作って,子どもたちに食べさせていた『おにぎり給食』が最初の給食であるというものが覆った瞬間でした。しかも,それが会津日新館であったというのは凄いことです。そのほとんどが米飯と味噌汁で,おかずはほとんど出せなかったとは言うものの,「財政難のために,大人の賃金は削っても子どもの成長に欠かせないごはんは確保する」という精神で出された給食という話は心にずしんと響きました。それがたぶん会津人の精神なのでしょうね。

 私も教育に携わる者の端くれとして,そこまで考えてくださっていた先人の思いを受け止めて,しっかりと生徒たちの成長を助けていかなければならないと思いを新たにしたところです。

 また,磐梯町で出されている給食は,戦後すぐの給食の主目的の「栄養補給」に,様々な調理による健康な食生活を促進するための工夫もされているというお話に,これからも味付けや調理法を学びながらいただいていこうと思っています。