修学旅行8(能舞台体験)
京都へ移動し、本日最後の活動は冬青庵能舞台体験です。
一瞬普通の民家のような玄関をくぐって奥へ進んでいくと、そこには立派な舞台がありました。
体験をする人たちは、舞台上は神聖な場所ということで、舞台に上がるために足袋に履き替えます。舞台奥の松の絵にも深い意味があることを知りました。
能は、演じる姿をそのまま見るのではなく、目線や動きなどから状況を想像しながら見るものだと教えていただきました。見る方にも「想像力」が大切になってくるようです。
能で使うお面の紹介、そして衣装の紹介を受けました。衣装については希望者が実際に羽織らせていただきました。衣装はすごく立派なもので、数百万もするとのこと、貴重な体験です。
また、使う楽器についても説明をしていただきました。鼓の横のひも(シラベ)の張り方で音が変わったり、叩く面を見ずに叩くことは、世界的にみても珍しい楽器とのことでした。
こちらも体験させていただきましたが、初めは上手に叩けず苦労していたようです。簡単そうに見えるものでも、やはり練習がたくさん必要なことがわかりました。
次は歩き方の体験です。姿勢や足の運び方など、とても難しく、みんな四苦八苦でした。面をつけると視界も狭まり、歩き方一つでも、奥が深いことがわかりました。
最後に、実際の演じる様子を見せていただきました。これまでに聞いた説明を踏まえながら、想像力をはたらかせて見ると、本当にその様子が浮かんでくるようでした。
わかりやすい説明と実際に体験したことで、能という伝統芸能への見方も大きく変わった体験になりました。本当にありがとうございました。
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