こんなことがありました。

「租税教室」で税金について学ぶ

 本日の5校時目に,第3学年において「租税教室」を行いました。生徒にとって直接自分に関わる「税金」とは「消費税」のことになるようです。しかし,大人になると「所得税」「住民税」「関税」「自動車税」「自動車重量税」「揮発油税」「入湯税」「酒税」「たばこ税」「固定資産税」などなど,様々な場所で様々な形で税金を納入することになりますので,これは他人事ではなくなります。・・・生徒たちにとってもそう遠くなく自分たちで支払わなければならなくなるものですので,しっかりと知っていてほしいという意味や,公民で学ぶ内容として税務署や磐梯町役場税務課の方から話を聴いてほしいという思いで設定してあります。

 講義の最初の方でDVDを見ながら,道路が整備されていることの有り難さとそれが税金によって為されていることを知り,教育に莫大な税金が使われていることを知りました。税金についての説明の中で,教育が無償になっていることから「お金がないから教育が受けられない」ということがないということも知りました。また,義務教育の9年間で生徒1人に使われる税金が800万円強であるということを聞いた後,約12人に使われる1億円の札束の重さをそのレプリカを持って感じました。(これは約10㎏の重さがあるそうです。小学生時代にも体験しているようですが,女子はそれを重そうに抱えていました。どこからか「本物がほしい」という声もありました)

 また,『公平』ということにも様々な考え方があるということもグループワークとその後の討議を通して学びました。さらには,国税庁のHPに「税のしくみ」というコーナーが設けられていますが,その記述によると,日本の人口は2004年をピークに減少していて,このままですと21世紀半ばには2.5人に1人が65歳以上の高齢者となる【超高齢化社会】になるといわれているそうです。そのうえ,日本の労働力人口は減少してきているとも言います。(労働力人口とは,満15歳以上の働く人の人口のことをいいます)その原因は様々あるわけですが,社会に出る前に,しっかりと学び,考えていかなければならないことだと思いました。