こんなことがありました。

使えるものは何でも教材に!

 本日は「環境調査」があり,学校薬剤師の山内先生とコスモ調剤薬局の方が来校なさって,照度と教室内の二酸化炭素濃度の検査を行ってくださいました。5校時めの途中からの検査にしていただき,いちばん人数が多く体格的にも大きい3年生の技術(パソコン室)での検査を行ってもらいました。普通教室よりも大きい作りであるパソコン室でも暖房をつけ,本気になってプログラミング学習を行っている生徒の頑張り具合が呼気を多くしたのか,基準値を大きく上回ったとかで,途中で換気をしたそうです。しかし,ほんのわずかな時間の換気にもかかわらず,あっという間に基準値よりも下がったそうなので,ほっとしました。やはり換気は必要だと思いました。

 6校時は2年生の家庭科の授業に合わせて,2年1組の環境調査を行っていただきました。快適な室内環境を考えると,居室の二酸化炭素の濃度は,1000ppm(0.1%)以下と規定されています。丁度,調査に入ったのは授業開始15分を過ぎた頃でしたが,既に基準値ぎりぎりの数値でした。ここでも急いで換気をする体験をしました。・・・蛇足ですが,日常生活でストーブをつけたままでテスト勉強をしているこの時期はご家庭の空気も危険な状態のようです。「学習中に換気をしなかったために,頭痛を感じたことがある」と答えた生徒も数名いました。ぜひ,家庭でも気をつけさせたいところです。また,照度検査もしていただきました。学校には備えていない機械なので,検査をする場面を見ることができたのもとてもよい学習になったと思います。これこそまさに生きた教材です。上手に活用した教員に拍手です。